先日、かつてテニス界で世界のトップクラスにいた伊達公子が
本名である「
クルム伊達公子」として現役復帰し、
テニス界に衝撃を与えています。
クルム伊達公子は1970年生まれの38歳。
WTA(女子テニス協会)が主催するツアーである4大大会
(全豪オープン、全仏オープン、ウィンブルドン、全米オープン)
において、優勝こそできなかったものの、過去4回の準決勝進出、
そして、自己最高の世界ランキングは4位でした。
また、当時世界のトップにいた
シュティフィ・グラフとの対戦は
幾度となく大変注目されたものです。
1996年のフェドカップ(女子国別対抗戦)において
7-6, 3-6, 12-10で大金星を挙げたのがグラフとの対戦での唯一の勝利ですが、
同年ウィンブルドン準決勝での日没順延による2日がかりの試合など
数多くの熱戦が繰り広げました。
1996年に引退を表明しましたが、当時の世界ランキングは8位。
のちに、有名レーサーである
ミハエル・クルムと結婚し、
本名がクルム伊達公子に変わりました。
クルム伊達公子はカンガルーカップに予選から出場し、
3勝して本選に出場、
藤原里華(現ランキングは世界187位、日本7位)、
中村藍子(現ランキングは世界80位、日本3位。伸び盛りです。)
など、日本のトップ選手を次々と破り、決勝進出を果たしました。
(決勝戦でタイのタマリン・タナスガーン(世界76位)に敗れました。)
また、同大会のダブルスでは
奈良くるみ(17)と組み、優勝を果たしました。
伊達の現役復帰の目標は「今年11月の全日本選手権出場」
そして、「日本の選手たちに刺激を与え、テニス界を活性化したい」。
引退後12年経ってからの現役復帰。
年齢的にも体力の衰えなどがあるでしょうが、
コーチなどとしてではなく、選手としての復帰は、
たしかに他の選手たちの刺激になっているようです。
カンガルーカップ準々決勝で伊達に敗れ、
9日の福岡国際準々決勝で伊達にストレート勝ちした中村藍子は、
伊達との2戦を「テニス人生でいい経験になった」
と語っています。
また、期待の若手である奈良くるみにとっても、
伊達とダブルスで組んだことは大きな経験になったでしょう。
伊達の現役復帰で「他の選手の上位進出の機会を減らすのでは?」
と思う方もいるでしょう。
しかし、伊達と対戦することがそれ以上の経験になると思います。
世界の大会に出る日本人選手が対戦する多くの外国人選手は
自分よりも世界ランキングが上位の選手です。
上位の選手と対戦する際、緊張し体がうまく動かないこともよくあるそうです。
そんな中、自分のテニスをしっかりし、「勝って当然」と考える
相手選手の気持ちをいかに揺さぶれるかが重要なのです。
要するに、伊達の現役復帰は、他の選手の「メンタル面の強化」に
大きく繋がると思います。
また、伊達復帰によりテニス界が注目されることも大きいでしょう。
伊達自身が、自身の勝利だけでなく、若手の成長を願っているのもあって、
単に勝敗だけでなく、
伊達と勝負した選手が今後どれほど成長していけるのかも楽しみですね。
参考記事
・
クルム伊達が日本テニス界に与えた衝撃(1/2)・
クルム伊達が日本テニス界に与えた衝撃(2/2)・
クルム伊達、快進撃で若手の刺激に・
カンガルーカップ国際女子オープン 伊達、単複とも決勝へ・
伊達、優勝逃す カンガルー杯テニス・
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杉山、クルム伊達の現役復帰に疑問「実際に若手が刺激受けるの?」・
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